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ICL手術 体験談 失敗? クリニックへの対応と失敗を予防するためのポイント

視力を回復できる画期的な手術として注目されているICL(眼内コンタクトレンズ)。
角膜を削らずにレンズを挿入できるという安心感から、「レーシックより安全」「取り返しがつく」と期待を寄せる人も多いでしょう。
しかしその一方で、「思ったように見えない」「スマホが見えづらくなった」「夜の運転がつらい」など後悔の声も確かに存在します。
この記事では、実際にICL手術を受けた筆者が感じた後悔や、レンズ交換に至るまでのリアルな体験をもとに、ICLで「失敗しないため」に知っておくべき落とし穴と、その回避方法を詳しく解説しています。
「ICL 失敗」に不安を感じることと本当に知りたいこと
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、角膜を削らずに視力を矯正できる、先進的な治療法として注目を集めています。
レーシックと異なり、角膜を削ることがないため、レンズの取り出しや交換が可能なのも大きな特徴です。
この点において、ICLは「取り返しがつく」治療として、レーシックよりも安心感があるといえるでしょう。
とはいえ、否定的なワードを見かけるのも事実です。
- ICL 失敗
- ICL 後悔
- ICL やめた方がいい
これから手術を検討している方にとっては、どうしても不安を感じてしまう材料になりますよね。
ちなみに、僕自身もICLを受けて当初は「失敗だったかもしれない」と思ったひとりです。
それでも今では、レンズを目に入れたまま不自由なく生活できており、「結果的には受けてよかった」と感じています。
では、「ICLの失敗」とは一体どのような状態を指すのでしょうか?
そもそも「ICLの失敗」とはどんな状態か?
「ICLが失敗した」と聞くと、手術そのものがうまくいかなかった、あるいは重大な医療事故が起きたような印象を持つかもしれません。
しかし、実際に「ICL失敗」と言われるケースの多くは、術後の見え方に対する不満や生活上の違和感です。
- スマホや本が見えづらくなった(老眼や過矯正による近見障害)
- 夜間、車のライトがまぶしく感じる(ハロー・グレア)
- レンズの度数が合っていない、あるいは乱視軸がズレた
- 術後に視界がぼやける、左右で見え方に差がある
- レンズがズレて再手術が必要になった
これらは必ずしも「手術ミス」ではありませんが、日常生活に支障をきたす程度の違和感や不快感があると、多くの人は「失敗」と感じます。

ちなみに僕は近くのものがみえづらくなったことに悩まされました。
もちろん、ハロー・グレア現象も見られますが術前に説明を受けていたので問題はありません。
つまり、「ICLの失敗」とは、「手術の成功=満足な見え方」ではないという、結果に対するギャップが生んでいるものでもあるのです。
「失敗=医療事故」ではないという事実
ICL手術は、レーシックに代わる視力矯正法として世界中で実績があり、安全性は高いとされています。
重大な合併症のリスクや失明の可能性は、現時点では極めて低いとされており、医療事故そのものは非常に稀です。
それでも「失敗」と検索される理由は、次のような現象があるからです。
- 「遠くはよく見えるけれど、近くが以前より見えづらくなった」
- 「夜の光がにじんで、運転が怖くなった」
- 「術前に聞いていたよりも、グレアの影響が強かった」
一般的に「ICLの失敗」と言われる原因の多くは、術前の説明不足や、クリニックとのコミュニケーション不足によって生じます。
ただし、すべてがクリニック側の責任とは限りません。
患者自身が説明をしっかり聞いていなかったり、見え方に関する希望や不安を十分に伝えていなかったりすることで、術後に“想像していた見え方と違う”というギャップが生まれてしまうこともあります。
ネットではICLの個人体験談が見つからない
「ICL 失敗」などでネット検索してもクリニックの記事ばかり表示されて、個人のICL手術体験談やICLの失敗談が表示されません。
実際に僕も手術後「スマホやタブレットが見れない」現象に悩まされました。


術後翌日検診で先生に「近くが全く見えない」と伝えたところ「術後で老眼の影響もあるね。+1.0Dの老眼鏡で見える様になるよ。」で片付けられました。
後述しますが「過矯正」にも関わらず医師に「老眼」と片付けられてストレスしかありませんでした。
ネットで調べても適切な答えも得られず、1週間検診まで老眼鏡を装着していました。
実際にあるICLの失敗事例とよくあるトラブル
ICL手術は医師の技術と正確な検査により高い成功率が期待できる一方で、実際には「思っていたより見え方が不便」「術後に違和感が残った」といった声も存在します。
ここでは、私がICLを受けた具体的なトラブルを紹介します。
どれも決して稀なケースではなく、術前に把握しておくことで後悔を回避できるポイントにもなります。
スマホや本が見えづらい(老眼・過矯正)
ICL後によくある後悔の声の一つが、「スマホや本が読みにくくなった」というものです。





実際に僕も近くのものが見えなくて悩まされました。
特に40代以降の方では、ICLで遠くの視力がしっかり出た分、近くのピント調節が利かなくなり、老眼症状が一気に表面化することがあります。
- レンズ度数を強く入れすぎて“過矯正”になった
- 老眼の説明が曖昧
- ライフスタイルを考慮しないで視力検査をした
これらのケースでは、「遠くは見えるが、日常生活に不便が残る」というギャップが大きなストレスになります。
ハロー・グレアが強くて夜間がつらい
ICL術後に多くの人が経験するのが、「ハロー・グレア」と呼ばれる光のにじみ・まぶしさです。


夜間の車のライトや街灯がにじんで見えたり、光が輪のように拡散して感じたりする現象です。



実際に僕もICLレンズを装着してハロー・グレア現象を体験しました。
事前に説明を受けていたので、ハロー・グレアについては納得。
ドライバーや夜間に運転をする人にとっては、ICL手術の影響が仕事に及ぶ可能性もあります。
頻繁に車を運転する方は、ハロー・グレアなど術後の見え方の変化について、クリニックと十分に相談しながら慎重に検討することが大切だと感じます。
レンズの度数ミス・ズレ・回転
ICL手術では、個々の眼に合わせてオーダーメイドのレンズを挿入します。
そのため、度数の選定ミスや挿入時のズレ、トーリックレンズの回転といった物理的な問題が起こる可能性もあります。
通常の視力測定よりも計測する項目が多く、最初の検査では検査だけで2時間以上かかりました。
レンズのズレや、乱視矯正用のトーリックICLにおける回転のズレは、再調整によって見え方が改善することがあります。
一方で、度数の選定ミスの場合は、レンズの入れ替えを行わない限り改善が難しい点に注意が必要です。
検査の際には、遠くの見え方だけでなく、近くの見え方や、これまでコンタクトレンズや眼鏡を使用していたときの見え方の感覚も伝えることが大切です。
さらに、日常の作業内容(たとえばパソコン作業が多い仕事かどうか)も共有することで、より自分に合ったレンズ調整が可能になります。
術後の視力低下・ぼやける・違和感
「手術後しばらくして視力が落ちてきた」「遠くはクリアだけど全体的にぼやける」といった声もよくあります。
手術当日は「ぼやけて見える」けど「翌日はクリアに見える」と言った体験談はよく耳にします。



僕は手術当日は駅の路線図すら見えませんでした。
また、術後1週間ほどで見え方が変化することもあります。
たとえば、「今はよく見えていても、1週間後に見えづらくなる」「現在はぼやけていても、数日後には近くも見えるようになる」といったケースもあるため、見え方の変化にはある程度の経過観察が必要です。
もし違和感がある場合は、我慢せず定期検診を受けるか、クリニックに電話で相談し、異常の可能性を伝えることが大切です。
ICLで失敗・後悔しやすい人の特徴とは?
ICLは多くの人にとって「人生が変わるほど快適になった」と感じる手術です。
一方で、術後に「こんなはずじゃなかった…」と後悔してしまう人もいます。
失敗とまでは言えなくても、期待とのギャップに苦しむケースは少なくありません。
ここでは、特にICLと相性が悪く、後悔しやすいタイプの特徴を紹介します。
40代以降の老眼世代
最も注意したいのが、老眼が始まっている40代以降の方です。
ICLは基本的に「遠くを見る視力を矯正する手術」なので、もともと近くが見えにくくなる年齢層では、老眼症状がより強く現れる可能性があります。
術後のよくある後悔としては…
- 「遠くはよく見えるけど、スマホが一気に見えなくなった」
- 「老眼が進んだ気がする」
- 「近くを見る時だけ老眼鏡が必要になった」



実際僕もICL手術を行った直後、老眼鏡なしでスマホが見えなくなりました。
僕の場合、ICL手術の前はコンタクトレンズでもスマホが問題なく見えていました。
そのため、術後に近くが見えづらくなったのは、過矯正とレンズ度数の調整不足が原因だったと感じています。
40代以上でICL手術を検討している人は老眼のリスクと、ICL検査時に「どの様に見えていたいか」を明確にする必要があります。
40代以降のICLでは、「免許の視力検査を裸眼で通過できる程度」や、「普段の生活に支障がない程度の見え方」が、ちょうど良いバランスと言える場合もあります。
必ずしも最大限に視力を出すことが正解とは限らず、生活の快適さを重視した度数設定が後悔を防ぐポイントです
スマホやPC作業が多いライフスタイル
ICLは遠くをスッキリと見せる矯正手術ですが、現代人の生活では「近くを見る時間」のほうが長いケースも少なくありません。
- 仕事でパソコンを長時間見ている
- スマホを手放せない生活
- 本・新聞・タブレットで情報を読む
このような生活スタイルの人が、遠方にピントを固定するICLを入れると、かえって目の疲れやストレスを感じやすくなります。



ICLで老眼の状況になって近眼以上のストレスを感じました。
僕は仕事柄パソコンやスマホを見る時間が多いため、老眼鏡をかけたり外したりとストレスを感じました。
ICLの検査を受ける際は、遠くの見え方だけでなく、スマホや本などの近くのものが違和感なく見えるかどうかもしっかり確認することが大切です。
夜間運転・夜勤の多い職業
夜間の視力が特に重要になる人、たとえばタクシードライバー・看護師・夜間警備員・配送業などに従事している方は、ICL手術に慎重になるべきです。
ICL後に現れることがある「ハロー・グレア現象(光のにじみや拡散)」は、夜の環境でより強く感じることがあります。
スマホを見ているだけで光の輪が見えることがあり、慣れるまではつらく感じるかもしれません。



運転中に光の輪(ハロー)が見えると、光が迫ってくるように感じて注意力が散漫になってしまうことがあります。
- 「対向車のライトがまぶしくて運転が怖い」
- 「街灯がにじんで視界がぼやける」
- 「夜の視認性が落ちて仕事に支障が出る」
運転を仕事にしている人がICLを受ける場合は、ハロー・グレアのリスクについて事前に説明されることが多いはずです。
医師とコミュニケーション不足
最後に、術前の説明が不十分なまま手術に踏み切ってしまった人は、後悔の可能性が最も高くなります。
僕の場合、「老眼の初期状況が出ているから+1.0Dの老眼鏡が必要になるかも…」と説明されました。
事前に「仕事はパソコン作業が中心なので、長時間のPC作業でも問題ない見え方を希望します」と伝えていたつもりでしたが、検査員や医師にその意図が十分に伝わっておらず、結果的に過矯正になってしまった可能性があります。
僕の認識としては「コンタクトレンズや眼鏡をつけて問題なく生活できるレベル」と考えられます。
診察や検査の際には、「どのように見えているか確認させてください」と伝えたうえで、本やバッグの中を見てみたり、診察室内を見渡してみたりすることが大切だと感じています。
実際の見え方を自分で確かめることで、違和感や見落としに気づける可能性があります。
コミュニケーション不足を防ぐためには、自分の「理想の見え方」をしっかり伝えることが大切です。
そのうえで、2つ以上のクリニックで検査を受け、見え方の提案や価格を比較することをおすすめします。
ICLで失敗しないための事前チェックリスト
ICL手術で後悔したという人の多くは、「手術そのもの」よりも「事前の確認不足」が原因です。
見え方の違和感や老眼の進行など、術前に想定しておけば避けられるケースも少なくありません。
ここでは、僕がICL手術を受けて後悔したポイントと、術前に必ず確認しておきたい5つのポイントを紹介します。
カウンセリングや検査時に、ぜひ参考にしてください。
術前検査で「スマホ・本の見え方」を必ず確認
「遠くが見えるようになったけど、スマホが読めない…」
これはICL手術後によく聞かれる後悔の声です。
多くのクリニックでは、視力測定やレンズ度数の計算は徹底して行われますが、日常生活に即した“近くの見え方”の確認が軽視されがちです。
- スマホの文字(小さい文字)の見え方
- 書類・新聞などの読書距離での焦点
- 遠くを見た後に近くを見てみる


術前にこれらを実際に体験・確認しておけば、「術後に思っていた見え方と違う…」というトラブルを未然に防げます。
40代以降の人は度数を弱めておくことをオススメします。
ハロー・グレアの傾向を術前に説明してもらう
ICLを受けた方の中には、夜間の見え方に悩む人が少なくありません。
特にハロー・グレア(光のにじみ・まぶしさ)は、多くの人に起こり得る現象です。
ハロー・グレアについて説明しないクリニックはほとんどないと思いますが、「自分の職業やライフスタイルに影響があるかどうか」は、事前に確認しておいた方が安心です。
ただし、人によっては違和感を覚えたり、軽い酔いを感じるケースもあるようです。



僕は夜の運転で「ハロー・グレア」だと思う程度です。
近視度数と老眼のバランスを考慮する
ICLで矯正するのは基本的に「遠くの視力」です。
しかし、近視が強い人ほど、実は近くのピントに慣れていたため、手術後に老眼の影響を急に感じやすくなるという落とし穴があります。



僕も過矯正で老眼が強く出てしまいました。
- 理想の見え方を伝える(近くは老眼鏡なしで見える様にしたい)
- 装着予定の度数で周囲を確認する
- 装着予定のレンズと今の度数を比較してギャップを確認する
このため、遠くばかりを優先しすぎない”見え方の設計が、日常生活ではかえって快適になることもあります。
ICL手術直後は見えやすく感じても、老眼の進行によって徐々に見えにくくなることがあります。そのため、将来を見据えて度数を少し弱めに設定するなどの工夫が必要です。
クリニック選びは「検査の丁寧さ」で見極める
ICLの手術そのものも大切ですが、それ以上に重要なのは「術前検査と説明の丁寧さ」です。
後悔した人の多くが口を揃えて言うのは、「もっとちゃんと説明してくれるクリニックを選べばよかった」ということ。
- 視力検査だけでなく、老眼・夜間視力・近見まで確認してくれるか
- 「ICLに向いていない人」についても説明してくれるか
特に、短時間で即決を迫ってくるようなカウンセリングは要注意です。
例えば「老眼の症状が出る可能性が高い」と言われた場合、実際に裸眼でどの程度の距離まで見えるのか、具体的に説明してもらえると安心できます。
一方で、ただ「+1.0Dの老眼鏡が必要かもしれません」といった抽象的な説明だけでは、不安や雑な印象を受けてしまうこともあります。
最終的にそのクリニックに安心して任せられるかどうかは、「こちらの質問にどれだけ丁寧に答えてくれるか」が重要な判断材料になります。
そうすることで、価格だけでなく、対応の丁寧さや説明のわかりやすさも比較しやすくなります。
クーポンや価格に左右されない
ICL手術は決して安い買い物ではありません。
両目で50万円以上かかることもあるため、紹介クーポンや期間限定の割引に魅力を感じるのは当然です。
しかし、価格だけでクリニックを選ぶことには大きなリスクもあります。
ICLは高度な医療行為であり、執刀医の技術力やクリニックの検査体制、アフターケアの充実度などが、術後の満足度や安全性に直結します。
一時的な数万円の割引よりも、自分の目に合った治療を受けられるかが何より重要です。
クーポンや割引が適用されたとしても、他のクリニックの方が結果的に安くなる場合もあります。
最低でも2つ以上のクリニックで検査や説明を受け、価格だけでなく、アフターフォローや補償内容を含めて比較検討することが大切です。
手術は一度きりの選択ではなく、術後のサポートが満足度に大きく影響します。
慎重に選ぶことで、「あのときもっと調べておけばよかった」と後悔することも防げるでしょう。
ICLという一生モノの選択だからこそ、費用より「信頼できるか」を最優先にクリニックを選ぶべきだと強く感じています。
ICLに失敗したかも…と思ったときの対処法
ICL手術後、「なんだか見え方が変」「思ったより快適じゃない」と違和感を覚える方は少なくありません。



僕自身も手術をした翌日、「想像以上に近くのもの」がボヤけてショックを受けました。
翌日検診で医師に「近くのものが見えない。」ことを言っても「手術の翌日だから。」や「老眼だね。」で片付けられました。
実際に私がレンズ交換に至った経緯を交えながら、「ICL手術がうまくいかなかったかもしれない」と感じたときに取るべき対応や、事前に知っておきたい補償制度の実情について解説します。
レンズ交換は可能?各クリニックの対応状況
ICLは一度入れたレンズを交換・取り出しできるという点が、レーシックと大きく異なります。
また、クリニックによって保障制度は異なります。
レンズ無償交換 | 保障 | |
---|---|---|
品川近視クリニック | 同じ度数は対応 | 3年 |
先進会 | 同じ度数は対応 | 1年 |
新宿近視クリニック | 医師の判断 | 3年 |
レンズのサイズ違いによる交換や再手術は、保障の範囲内で対応されます。
一方で、「度数のズレ」や「見え方への不満」など、度数変更を目的としたレンズ交換は、1回目の手術と同額の費用が再度発生するため注意が必要です。
ICLはコンタクトレンズのように簡単に着脱できるものではないため、検査結果の確認や導入の判断は慎重に行うことが大切です。
ICLの再手術を経験した僕だからこそ、クリニック選びでは金額以上に「保障制度」を重視すべきだと感じています。
「遠くは見えるけど近くが見えない」は自己都合扱い?
ICL手術の後、「遠くはよく見えるけど、スマホが見えづらい」と感じるケースは非常に多く報告されています。
これは老眼や過矯正の影響が大きく、手術自体は成功していても、生活上の不満が残るパターンです。
このような場合、多くのクリニックでは「視力は出ている」という理由で…
- 交換や再手術が“自己都合”と見なされる
- 保証対象外で全額自費になる
- レンズ取り外し・交換費用が高額(10〜20万円以上)かかる
そのため、「スマホが見づらい」などの理由では”手術失敗”として証明するのは非常に難しいのが現実です。
術前に、自分のライフスタイルにあった度数設計がされていたかを見直すことが重要になります。
返金・再手術など補償の実態と注意点
ICL手術は基本的に自由診療(保険適用外)です。
そのため、補償内容は各クリニック独自の方針になるため、クリニックの規約や同意書を確認する必要があります。
- 保障期間内で明らかなレンズ不適合があれば無料再手術
- 度数が安定しない場合も、医師の判断でレンズ交換になるケースがある
見え方に違和感がある場合は、時間をあけず医師へ相談しましょう。
ただし、「思っていたのと違う」「老眼が進んだ」などは対象外
返金対応はかなり稀で、「返金=手術そのものの重大なミスがあった場合」に限られるため、基本的には再手術や調整という対応になります。
術後すぐの違和感と、時間とともに改善するケースの違い
ICL手術後は、誰であっても多少の違和感を感じるものです。
それが一時的なものか、長期的に続くものかを見極めるためには、経過観察が必要です。
- 視界がぼやける、霞む(当日〜翌日)
- 目に異物感を感じる(2週間程度)
- ハロー・グレア
見え方については時間が経過することで、良くも悪くも変化してきます。
僕の場合、過矯正で近くは見えにくく感じましたが時間が立つことで近くは若干見えてきました。
心配な症状がある場合は、放置せず、医師にしっかり相談することをおすすめします。
有名人・芸能人のICL手術と失敗事例はある?
ICLは芸能人やインフルエンサーの間でも広く知られ、実際に施術を受けたことを公表している人も多くいます。
そのため、「芸能人がやっているから安心」と思ってしまいがちですが、それがそのまま自分に当てはまるとは限りません。
ここでは、有名人の事例や手術を受けたクリニックの傾向などについて触れておきます。
芸能人は圧倒的に「アイクリニック東京」
芸能人は圧倒的に「アイクリニック東京」の利用が多いです。
山王病院アイセンター | 河北麻友子 |
---|---|
アイクリニック東京 | 桐谷美玲 |
ファーストサマーウイカ | |
きゃりーぱみゅぱみゅ | |
代官山アイクリニック | 小山慶一郎 |
Hiro(MY FIRST STORY) | |
優里 | |
品川近視クリニック | メンタリストDaiGo |
神戸神奈川アイクリニック(廃業) | 指原莉乃 |
厚切りジェイソン |
芸能人は人気の品川近視クリニックや先進会ではなくワンランク上の、山王病院アイセンターやアイクリニック東京などを利用しています。
山王病院アイセンターやアイクリニック東京を選ぶ
芸能人がこれらのクリニックを選ぶ最大の理由は、医師の高い技術力と実績、そして徹底したプライバシー対策です。
アイクリニック東京では、ICL指導医である北澤医師が執刀し、3年保証などアフターケアも万全。
山王病院アイセンターも、信頼性の高い医療機関として政財界の著名人から選ばれています。
価格が高額であるため利用者が限定されやすく、プライバシー保護の面でも安心できることから、芸能人は山王病院アイセンターやアイクリニック東京を選ぶ傾向にあると考えられます。
他のクリニックで大丈夫?
芸能人や著名人が選ぶクリニックとして、山王病院アイセンターやアイクリニック東京がよく挙げられます。
これらの施設は医師の実績やプライバシー対応の面で優れており、費用も高額なため、「特別な人だけが選ぶ場所」という印象を持たれがちです。
一方で、品川近視クリニックや先進会眼科のように、一般の方でも通いやすい大手クリニックも多くの症例実績があり、十分に信頼できる医療機関です。
これらのクリニックは価格帯が比較的リーズナブルで、全国展開されており、初めてのICL手術を検討している人にも選ばれやすい傾向があります。
実際に僕自身も、そして多くの知人も品川近視クリニックで手術を受けており、知人を紹介するほど信頼しています。
もし問題があるクリニックであれば、SNSやインターネット上で悪い口コミが広がっているはずです。
「有名人も受けている=安心」とは限らない理由
芸能人やインフルエンサーが受けているからといって、自分にも合うとは限らないのがICLの難しさです。
- 芸能人は「見た目」や「仕事の都合」で早期手術を選びがち
- 適応外でも、プロモーション目的で受けている可能性も否定できない
- 高額なオプションや検査が標準化されているわけではない
「有名人の成功談=自分にとっても成功」とは限らないため、最終的には自分の目と生活スタイルに合った判断が必要です。
ICL手術の失敗率と安全性のリアル
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術は、近年ますます注目を集め、「レーシックの次世代型」としての認知も広がっています。
ところが、Googleの検索結果を見ても、具体的な失敗事例を紹介しているサイトはほとんど見当たりません。
失敗した人がそもそも発信していないのか、それともICLという繊細な医療分野であるため、Googleの検索アルゴリズム上で上位表示されにくいのかは明確ではありません。
僕は医師でもなければ専門医でもないので一般的な失敗例と、僕が再手術に至った経緯についてご紹介します。
ICLに失敗はある?
ICLはレーザーで角膜を削るレーシックと異なり、「レンズを目の中に挿入する」という可逆性の高い手術です。
レンズの素材は生体適合性に優れており、長期的にも安全性が高いと評価されています。
ただし、次のような稀な合併症が進行した場合に、失明に近い重篤な視力障害につながるリスクがあることも理解しておくべきです。
- 眼内炎(感染症)
- 急激な眼圧上昇による緑内障発症
- レンズと水晶体の接触による白内障の進行
これらは術後の定期検診や早期対応によって防げることがほとんどです。
正しいクリニックを選び、定期検診を怠らなければ現実的には“失明リスクは極めて低いと考られます。
成功率と「不満足率」は別問題
「ICLは成功率が高い」とよく言われます。
実際、統計上の成功率は98〜99%以上とも言われています。
ただし、ここで注意したいのは…「医療的な成功と患者の満足」は別の話だということです。
クリニックの規約で「度数が異なるレンズ交換は有償」と記載されていることが多いです。
規約から想像できるトラブルは「見え方」によるトラブルだと思います。
「近くの文字が霞むから度数を弱めたい」などの意見が多いのではないでしょうか。
見え方のギャップをなくすためには、検査の時に…
- ICLでどう見えたいのか
- 現在、眼鏡やコンタクトレンズの見え方に不満はないか
- 発注するレンズの度数で遠くと近くを確認する
以上のことを確認する必要があります。
度数が合わない時
ICLで度が合わない時のは主に「レンズの度数が合っていない」「乱視矯正が合っていない」が考えられます。
僕は過矯正で度数が強くて近くが見えない状態でした。
レンズを挿入後にボヤけたり、見づらい場合は医師に相談するしかありません。
乱視によるボヤけは再手術でレンズの位置調整で改善される可能性があります。
一方、レンズの不適合によって度数が合わない場合は、レンズを交換するか、眼鏡やコンタクトで補正する以外に対処法はありません。
注意点として、度数の不適合によるレンズ交換が「1回目の手術と同じ費用になる」クリニックもあります。
そのため、クリニック選びや視力検査は慎重に行うことが重要です。
僕の場合は、過矯正によって近くが見えづらくなってしまいました。
当初、クリニックからは「老眼のせい」と一方的に説明されましたが、術前のコンタクトレンズ生活よりも明らかに不便になっていることを粘り強く伝え続けた結果、最終的に無料でレンズ交換してもらうことができました。
術後の見え方に不満を感じた方は感情的にならず、クリニックと話し合うことが必要になります。
よくある質問(FAQ)
- ICLはどれくらいの人が後悔していますか?
-
Yahoo!知恵袋やSNSでは、ごく稀に「ICLで後悔した」という声が見られます。
ただし、これは裏を返せば、満足している人ほどネット上で積極的に発信しない傾向があるとも言えるでしょう。つまり、後悔している人は一部に過ぎず、その多くは「見え方が想像と違った」というギャップによるものです。 - ICLの失敗率はどのくらい?
-
医療的な意味での失敗率(感染症やレンズのズレなど)は1%未満とされており、極めて低い水準です。
しかし、視力が出たとしても「見え方に満足できない」「生活に合っていない」と感じる人は一定数存在します。ICLのメリットとして見え方に不満があればレンズ交換、レンズ取り出しができるメリットがあります。 - 失敗した場合、返金や再手術は可能ですか?
-
ICLは自由診療であるため、返金や再手術の対応はクリニックごとに異なります。
- クリニックの明らかなミス(度数ミス・レンズ不適合など) → 再手術無料 or レンズ交換あり
- 自己都合(見え方に不満・近くが見えない) → 再手術は可能だが有料、返金なし
事前に、「何が補償対象になるか」「返金・交換は可能か」を契約前に確認しておくことが後悔を防ぐカギです。
- やめた方がいいと言われるのはなぜですか?
-
「ICLはやめた方がいい」と言われるのには、いくつか理由があります。
- 老眼世代にとって、スマホや本が見づらくなる可能性がある
- 夜間のハロー・グレアが生活の妨げになるケースがある
- 術後の見え方に満足できず、後悔する人も少数ながら存在する
- 自由診療で費用が高く、補償制度もクリニックごとにバラバラ
しかし、「ICLをもっと早く受けるべきだった。」との意見も多数あります。
まとめ|ICLの失敗は回避できる。後悔しない選び方を
ICLは多くの人にとって、「裸眼でクリアな視界を取り戻す」画期的な選択肢です。
しかし一方で、「思っていた見え方と違った」「生活の質が下がった」と後悔する人が一定数いることも事実です。
しかし、クリニック選びと検査の質、検査後に矯正したレンズでの見え方を確認することで、術後のトラブルを抑えることができます。
また、レーシックは一度しかできなたいめ、過矯正をした場合、元に戻すことはできません。
ICLは見え方に不満があった場合、レンズの取り外し、レンズ交換ができるためレーシックに比べて後悔する可能性は低いと考えられます。
ICLを受けた多くの人は満足のいく結果になって、生活スタイルが変わったとの意見を多く耳にします。
ICLを検討している方はクリニック選びと検査を丁寧に行うことで、スムーズにICL手術を行うことができます。