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ICL検査って何をするの?内容・流れ・注意点を体験ベースで徹底解説!

ICLの検査は軽視されがちですが、実は手術以上に重要なステップです。
- 検査ってどれくらい時間がかかるの?
- スマホの見え方もチェックしてくれるの?
- 1回の検査で本当に決めて大丈夫?
ICL検査で度数が誤って測定されると、自分の目に合わないレンズが挿入されてしまう恐れがあります。
この記事では実際にICLを受けた体験談と、検査の内容を紹介した記事になります。
- ICL検査の流れ
- ICL適応外になる傾向
- 検査で気を付けるポイント
- クリニックの選び方
ICL検査では、無理に見ようとせず、自然な見え方の範囲で測定することが、過矯正を防ぐポイントです。
ICL検査は「手術の可否」と「レンズ選定」に超重要!
ICL(眼内コンタクトレンズ)手術を検討している方にとって、検査は単なる「形式的な準備では」ではではありません。
むしろ、手術が受けられるかどうかを判断する重要なステップであり、合わないレンズを選定した場合、簡単に取り出せないし交換もできません。
中には「カウンセリング当日に手術もできるのでは?」と期待する人もいるかもしれませんが、ICLは非常に精密な治療です。
その人の目の状態により適応・非適応が明確に分かれるため、検査の精度が手術成功を大きく左右します。
ICLは誰でも受けられるわけではない
ICLは「視力が悪いから誰でも受けられる」というものではありません。
- 角膜の厚みや形状に異常がある(例:円錐角膜)
- 眼内の前房深度が浅い
- 白内障や緑内障など眼病が進行している
- 極端に強い近視や乱視、または弱すぎる度数(レンズ規格外)
- 妊娠中・授乳中(ホルモン変化の影響を受けやすいため)
多くの場合は、精密な検査によってしか判断ができないのです。
SNSなどで「ICLやりたかったけど、適応外だった…」という声を見ることがありますが、これは珍しいことではなく、むしろ検査で弾かれるのは安全な証拠”とも言えます。
適応検査は「手術の成否を分ける第一歩」
ICL検査は単に「受けられるかどうか」を調べるだけではなく、レンズの度数やサイズを選ぶためにも必要不可欠です。
この選定がズレると、「遠くは見えるけどスマホが読みにくい」「視界がぼやける」といった術後の違和感や後悔につながる恐れがあります。
- あなたがICLに「適応しているか」を判断する(安全面)
- あなたに合った「レンズを正確に設計する」(快適性)
しかも、検査は一度きりではない場合もあります。
目の状態や瞳孔の開き具合、日によって誤差が出ることもあるため、再検査になることも珍しくありません。
特に40代以降の方は、老眼の入り口に差し掛かっていることも多く、検査段階で「近くの見え方(スマホなど)」も確認しておくことで、術後の後悔を防ぐことができます。
【ICL検査の流れ】予約〜検査当日までのステップ
ICL手術を受ける前には、クリニックでの事前検査(適応検査)が必須です。
初めての方は「何から始めればいいの?」「検査って何をするの?」「時間はどれくらいかかる?」と不安に感じるかもしれません。
ここでは、予約から検査終了までの流れをステップごとにわかりやすく解説します。
事前予約(WEB or 電話)
多くのICLクリニックでは、事前予約制で検査を受ける仕組みになっています。
Web予約から申し込むと後日、クリニックから電話がかかってきます。
- 検査の説明
- 検査日の予約
- 必要な持ち物
コンタクトレンズを利用している人は利用制限があります。
- ソフトコンタクト:検査前3日前から装用中止
- ハードコンタクト:検査前2週間前から装用中止
レンズの装用が影響する項目(角膜形状など)があるため、適応検査を正確に行うには事前の装用中止が重要です。
予約時点でクリニックから説明されます。
【検査当日】所要時間・服装・持ち物など
ICLやレーシックの検査当日は、特別な服装の指定はありませんが、アイメイク(特にマスカラやアイライナー)は控えるようにしましょう。
ICLの適応検査は通常の視力検査と比べ、2〜3時間程度かかります。
- 本人確認書類(免許、マイナンバーなど)
- 印鑑(1日レーシックやる場合)
- クレジットカード or 現金(ICL申し込む場合)
- メガネ
検査に瞳孔を開く目薬を点眼するため、5時間くらいボヤけて見えるため車での来院はNGです。
サングラスがあると散瞳薬の眩しさを抑えることができます。
検査後はスマホの文字も見えづらくなるため、予定は詰め込まず、時間に余裕をもって動くことをおすすめします。
【ICL検査】 医師とのカウンセリング・適応判断
まずは視力の検査とレーシックとICLの適応検査が行われます。
眼球の表面や眼圧などを測定してレーシックとICLの検査が行われます。

僕はレーシック希望で検査をしました。
検査が一通り終わると、視能訓練士から検査の結果を説明されます。
僕の場合「角膜の形状や近視の強さから、残念ながらレーシックは難しい」という結果に。
その一方で、ICLなら手術可能とのことで、そちらの説明を受けることになったのです。
- ICLの料金
- ICLのデメリット
- 申し込みをした場合、手術までの流れ
全てを納得した上で「ICL」を即決しました。
ICLを即決した体験談としてお伝えしたいのは、2軒以上のクリニックで検査を受け、価格や対応を比較することの大切さです。比較せずに即決すると、あとから「他院の方が良かったかもしれない」と後悔する可能性もあります。
診断後にICLのレンズを選ぶ検査をもう一度行います。
検査では瞳孔を開く目薬「散瞳薬」を利用するため、5時間くらい視界がぼやけて見えます。
最後に医師に目の状態を診察して貰い、カウンセリングとICLのリスクについて説明されます。
【レンズ注文】
診察が終わりレンズ注文の手続きをします。
手続きはキャンセル規約と今後の流れについて説明されます。
- 注文と合わせて前金「19万円」を支払い
- キャンセルする場合は3万円
- レンズが届くのは最長3ヶ月程度(実際は4日程度で届きました。)
- 手術当日の流れ
ICLの手術にクリニックへの訪問は検査日と手術日しかありません。
最後に受付で、手術の手引きと手術3日前から使用する点眼薬を受け取り、前金を支払います。
検査費用は?無料or有料?キャンセル料は?
ICL検査はクリニックによって「無料」「有料」どちらも存在します。
一般的に眼科での検査は有料でレーシック、ICLに特化した眼科は無料の傾向にあります。
眼科 | 内容 | |
---|---|---|
検査料 | 5,000円〜15,000円前後 | 無料 |
代表的クリニック | 眼科 | 品川近視クリニック 先進会 新宿近視クリニック |
キャンセルポリシーも要確認
ICLを正式申し込みをした後にキャンセルする場合、レンズのキャンセル料が発生するケースもあります。


キャンセル料はクリニックによって異なりますが、品川近視クリニックは30,000円でした。
返金方法は支払い方法によって異なります。
また、レンズが届いて手術日が決まったあとに手術日の変更する場合は用意していてた材料費が請求される場合があります。
レンズ注文時に「費用・キャンセル規定」を必ずチェックしましょう。
「とりあえず注文」は余計な出費が発生するだけです。
ICL検査で行われる具体的な検査項目一覧
ICL検査では、通常の視力検査だけでなく、目の構造や病気の有無、レンズ設計に必要な詳細なデータを取得します。
そのため、検査項目は非常に多岐にわたり、通常の眼科健診とは比べ物にならないほどの精密さが求められます。
ここでは、検査当日に実際に行われる代表的な検査内容をわかりやすくご紹介します。
- 自動屈折検査(気球が映し出される検査)
- 角膜形状検査(眼球の表面を測定する検査)
- 角膜厚測定(角膜の厚さ)
- 眼圧検査(緑内障のリスク)
- 細隙灯(目の検査)
- 涙液量の検査(ドライアイの検査)
- 視力検査
- 医師の診察
機械を使った検査が多く、何の検査をしているのかよくわからないまま進みました。
ただ、角膜の形状や厚さ、眼球表面の状態を撮影し、レーシックやICLに適応できるかどうかを確認しているようです。
僕の場合は「強度近視」と「角膜形状の問題」があり、レーシックは適応外でした。
しかし、ICLについては、レンズを挿入するためのスペースが十分にあるとのことで、手術は可能とのことでした。
視力検査の際には検眼枠を装着して視力を測定しますが、ICLで装着予定の度数が決まったら、スマホや本、遠くの景色などを実際に見て、見え方をしっかり確認しておくことが大切です。
検査で「適応外」と診断されるのはどんな人?
ICLの手術を希望していても、すべての人が受けられるわけではありません。
検査の結果、「あなたの目の状態ではICLは適していません」と判断されることもあります。
ここでは、よくある適応外の理由や対処法、他院での再検査の可能性について解説します。
よくある適応外のケースと理由
以下は、ICL検査で「適応外」と診断されやすい代表的なケースです。
ケース | 理由 |
---|---|
角膜が薄すぎる | レンズ挿入に必要なスペースが確保できない |
前房深度(目の中の空間)が浅い | ICLレンズが虹彩や水晶体を圧迫する恐れ |
角膜内皮細胞が少ない | レンズが角膜にダメージを与えやすくなる |
眼病がある(緑内障・白内障・網膜疾患など) | 合併症や進行リスクが高まる |
強すぎる近視・乱視または極端な遠視 | ICLレンズの規格外で適合レンズが作れない |
加齢や老眼の進行度 | 術後の見え方に問題が出る可能性が高い |
18歳未満または近視が進行中の人 | ICLは視力が安定していることが前提 |
妊娠中・授乳中の女性 | ホルモンバランスの影響で視力が不安定 |
再検査になることもある?体験談あり
実は、一度の検査で結論が出ない場合もあります。
特に以下のような場合、「後日、再検査を行いましょう」と言われることがあります。
- 散瞳状態で正確な測定ができなかった
- 角膜や瞳孔のサイズが日によって変動しやすい
- コンタクトレンズ装用の影響がまだ残っていた
- 医師の方針
再検査と聞いてがっかりする人もいるかもしれませんが、見切り発車でICL手術を受けて視界に不具合が出るよりは、ずっと良い判断です。
他院ではOKになるケースもあるって本当?
結論から言うと、「他のクリニックなら適応OK」となるケースもあります。
- 使用する機器の違い
- 医師の経験
ICL手術は、医師の経験や技術が重要だと言われています。
実際、同じICL手術でも執刀医によって料金が異なるクリニックもあります。
価格や対応の違いを見極めるためにも、少なくとも2軒以上のクリニックで検査を受けることをおすすめします。
- 2軒以上のクリニックで診断して条件や対応を確認
- 気になる数値(適用されるレンズの度数)はメモを残しておく
- 検査中に「スマホの見え方」など日常生活に直結するポイントも確認
「こんなはずじゃなかった…」を防ぐための検査時チェックポイント
ICL手術後の口コミや体験談の中で、
「視力は回復したけど、スマホの文字がぼやけて読めない」
「近くのものが見づらくて日常生活が不便になった」
といった声を見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
こうした後悔の多くは、検査時に自分に合った見え方を確認できていなかったことが原因です。
ここでは、術後に「こんなはずじゃなかった…」とならないための大切なチェックポイントを解説します。
スマホや本の見え方も確認しよう
ICL手術の大きな目的は「裸眼で遠くがよく見えるようになること」です。
しかし、日常生活では近くのもの”を見ている時間のほうが圧倒的に長いという人も多いはずです。
- スマホを見るとき
- 本・雑誌・新聞を読むとき
- パソコンを見ている
ICL手術で遠くの視力を改善した結果、近くが見づらくなる(=老眼と似た状態になる)ことがあります。
これは、特に40代以上や軽度の老眼が進行している方に起こりやすい現象です。
検査時に実際のスマホ画面や自分の本を持ち込んで、「この距離でどう見えるか」「ぼやけないか」を試させてもらいましょう。
過矯正による不快症状
ICLやレーシック手術後にありがちなトラブルの一つが「過矯正」です。
過矯正とは、本来必要な度数よりも強い矯正をかけてしまい、視力が良くなりすぎてしまう状態を指します。
一見すると「よく見えるのは良いこと」のように思えますが、実はさまざまな不快症状や日常生活への影響を引き起こすことがあります。
- 老眼、遠視
- 立体の違和感
- 頭痛や肩こり
特に40代は老眼が進行していくため、過矯正には注意する必要があります。
実際に僕は過矯正になり、スマホの文字がぼやけて見える状態になりました。
「ICL = よく見える」ではなく、「自然にみえる」を意識して検査を受けると良いと思います。
理想の見え方を事前に伝えるのが大事
ICL手術は「視力が回復する」だけでなく、「どう見えたいか」をすり合わせることが成功の鍵になります。
そのためには、「クリニックに任せっぱなし」ではなく、自分自身の見え方の希望を明確に伝えることが重要です。
- 生活スタイル(パソコンをよくみるなど)
- 希望の視力(免許が通ればいいなど)
- メガネとコンタクトの見え方について(コンタクトの見え方の方がいいなど)
- 30代後半から老眼を視野に入れて度数を弱目にする
僕はコンタクトとメガネを併用していましたが、クリニックでは「メガネの度数」を基準に検査が進められました。
しかし、僕自身は「コンタクトでの見え方」を基準にしたいと思っていました。
あらかじめ「コンタクトレンズの見え方に合わせてほしい」と伝えておくことで、こうした行き違いやトラブルを防ぐことができます。
検査時のクリニック選びで後悔しないために
ICL手術の成否は、手術当日よりも「検査とクリニック選び」で決まるといっても過言ではありません。
いくら腕のいい執刀医でも、検査やカウンセリングが雑だった場合は「見え方のミスマッチ」が生じる可能性があります。
ここでは、「価格」や「立地」だけで決めるのではなく、後悔しないクリニック選びの基準を3つに絞って解説します。
実績のあるクリニックか?
多くの人にとって、レーシックやICLの検査を受ける前に「検査項目が充実しているかどうか」を判断するのは難しいと思います。
実際にICLを受けて感じたのは、「ネット上の体験談」や「クリニックの実績」が判断材料として非常に重要だということです。
ICLの口コミはまだまだ少ないため、SNSやNoteなどの個人発信を参考にするのも有効です。
また、レーシックやICLに特化しているクリニックは、その施術だけで経営が成り立っている場合が多く、一定の実績があると考えてよいでしょう。
さらに、実際に検査で来院した際には、受付の対応やほかの患者の様子を観察することで、クリニックの運営状況や雰囲気を見極めるヒントになります。
検査員や医師が丁寧かどうか
クリニック選びでは、設備や検査項目と同じくらい医師だけではなく「視力測定士や受付」も重要です。
検査中やカウンセリング中に、「ICLのリスクとデメリットを説明とこちらの不安や疑問に」しっかり耳を傾けてくれるか?
- 検査スタッフ生活スタイルまでヒアリングしてくれるか
- 医師が「質問ありますか?」と聞いてくれる雰囲気か
- 「この見え方で生活できますか?」など現実的な確認ができるか
大きなクリニックでは、医師だけでなく受付や視力測定士も複数人在籍していることが一般的です。
不安を感じたら担当を変えてもらったり、クリニックを変更するなどして納得いく選択をしましょう。
価格より「対応力」と「補償内容」で選ぼう
ICL手術の価格はクリニックによって大きく異なります。
なかには「キャンペーン価格」や「クーポン割引」で安く見せているケースもありますが、価格だけで飛びつくのは危険です。
- 補償内容
- 見え方に違和感があったときの対応
- 術後の通院サポート
ICLを受けて思うこことは「価格より補償」の方が重要だと考えます。


1日レーシックでは「検査と同日に手術を受けると1万円引き」といった特典が用意されていることがありますが、万が一失敗しても、元の状態には戻せないというリスクがあることも忘れてはいけません。
1軒のクリニックだけで検査を受けても、その良し悪しを比較することはできません。
大切な視力を託すクリニックは、複数を比較したうえで慎重に選ぶことが大切です。
クリニック選びの優先順位
順位 | チェック項目 | 理由 |
---|---|---|
1位 | 検査の精度・項目の充実度 | 術後の見え方・安全性に直結 |
2位 | スタッフ・医師の対応力 | 不安や要望を反映できる体制か |
3位 | 補償制度・価格の妥当性 | 万が一のトラブル時の安心感 |
【筆者の実体験】ICL検査で気づいた落とし穴と学び
ここからは、僕が実際にICL検査を受けたときの体験談をもとに、「ここはもっと確認しておけばよかった」「こうしておいて良かった」と思えたポイントを共有します。
実際に検査を受けてみて感じたのは、検査内容だけでなく「対応」や「こちらからの確認姿勢」が重要だったということです。
これから検査を受ける方の参考になれば幸いです。
「検査が雑?」と感じたら再検査を!
僕が検査予約をしたのは、ICL業界の中でも有名な、有楽町駅前にあるクリニックでした。
視力測定士だけでも10名以上在籍しているようで、検査は分業制。
初回の検査では3人の測定士が交代で対応してくれましたが、その中で対応や検査内容にムラがあると感じました。
この時点で「ちょっと待った」と立ち止まれれば良かったのですが、クリニックの実績を信じて、そのまま手術へ進んでしまいました。
その結果、過矯正となり、再手術を受けることに。
再手術のための再検査では、クリニック側も「クレーム対応」として認識したのか、担当の視力測定士は明らかにキビキビとした対応に変わっていました。
- 不安や違和感があれば遠慮せず「別クリニックでも検査したい」と考えてOK
- 「ここで本当に手術を任せて大丈夫?」と感じた直感は案外当たる
クリニック任せにした
初めてのICL検査ということもあり、当時の私は「実績のあるクリニックに任せておけば安心だろう」と思い、すべてをお任せ状態にしてしまいました。
検査内容や見え方の希望について深く確認することもなく、流れに身を任せるように手術日まで進んでしまったのです。
しかし結果的に、自分の理想とする見え方が医師や測定士に正確に伝わっていなかったことが、過矯正につながったのではないかと感じています。
視力は数値だけではなく、「どう見えるか」「どんな生活を送りたいか」といった主観的な感覚も大切です。
再検査でスマホの見え方を再確認して納得できた
1週間後の検診で「術前の矯正よりも、生活がしづらくなった」と伝え検査したところ、単なる老眼ではなく過矯正であることが判明しました。(※クリニック側は正式には認めていませんが…)
検査で遠視のレンズを装着して視力測定と近見力検査をしたところ、近くも遠くも見えます。
また、遠視用のソフトコンタクトレンズをつけたところ、視界もスッキリでメガネのわずらしさもなく快適。





処方されたソフトコンタクトレンズです。
なぜか1個100円取られたけど…
本来の見え方とは、遠視用コンタクトレンズを装着したときの視界に近いものだと感じています。
ICLは生活をより快適にするための手術だと感じますが、検査や度数選びを誤ると、かえって近視のときよりも生活の質が下がってしまう可能性もあります。
ICL検査でよくあるFAQ(よくある質問)
- ICL検査にはどれくらい時間がかかるの?
-
初回のICL適応検査は、2時間〜3時間ほどかかるのが一般的です。視力測定や眼圧・角膜の厚み・眼内のスペース測定など、精密な検査を複数行うため、時間に余裕をもって予約しましょう。コンタクト使用者は一定期間装用を中止する必要があります(※ソフトは3日、ハードは2週間が目安)。
- 検査だけでも費用はかかるの?
-
多くのクリニックでは適応検査は無料で実施しています。ただし、検査結果の資料を持ち帰る場合や、再検査・精密検査など一部オプションが有料のケースもあるため、事前に確認しておくと安心です。
- コンタクトの度数とICLの度数は同じなの?
-
基本的には異なります。ICLで使用するレンズ度数は、角膜の形状や眼内距離などの詳細データを元に計算されるため、コンタクトの度数とは異なる結果になることが一般的です。
- ICLに向いていない人もいる?
-
います。角膜内皮細胞が少ない方や、眼内スペースが狭い方はICLに不向きと判断されることがあります。
また、緑内障やぶどう膜炎など眼疾患がある方、18歳未満の方も不適応となる可能性があります。 - 検査時に希望の見え方を伝えても大丈夫?
-
問題ないです。「普段コンタクトで慣れている見え方が良い」「スマホを裸眼で見やすくしたい」など、見え方の希望はICLレンズ度数の選定に大きく関わるため、遠慮せず伝えることが大切です。
見えすぎ(=過矯正)による違和感を避けるためにも、納得いくまで相談を。 - 検査でクリニックの質を見極められる?
-
はい、ある程度可能です。受付の対応、検査スタッフの説明の丁寧さ、検査の精度、医師との対話などから、そのクリニックがどれだけ患者目線かどうかが見えてきます。1軒だけで決めず、2〜3軒まわって比較するのがおすすめです。
【まとめ】「よく見える」より「納得して見える」ICL検査を
ICLは、ただ視力を回復させるための手術ではありません。
「どんな見え方で、どんな生活を送りたいか」までデザインする、人生に関わる選択です。
そして手術より重要なのが「検査」です。
- 検査によって「適応外」となるケースもある
- 生活スタイル、年齢に合わせた度数選択
- 理想の見え方を伝える
多くの人は1回の検査と手術で納得が行く結果を得られると思います。
一方、検査不足やクリニックとのコミュニケーション不足で、過矯正や度数が足りないなどのトラブルにありえます。
ICLのように検査だけで後悔に変わることもあります。
検査に不安がある場合は、手術を決める前に他のクリニックでもICLの検査を受けてみることをおすすめします。
複数の検査結果を比較することで、納得のいく判断がしやすくなります。